
「……どうか、お願いします……お金を貸してください……」
家族は祖母しかいなかったレファ。 貧しいと嘲笑される寂れた町には、彼と同じ境遇の同い年、ナ・スヨンがいた。 アルコール依存症で暴力を振るう父と、とうに逃げ出した母。 どん底のような環境で育った二人が、互いに惹かれ合うのは必然だった。
レファの祖母が他界し、スヨンが父親から逃げるように家を飛び出した日。 二人はなけなしの金で半地下の部屋を借り、身を寄せ合うようにしてささやかな幸せを築いていた。
同棲生活も7年目を迎えた頃。 信じていた人間の詐欺に遭い、慕っていた先輩には裏切られ、二人は借金地獄に突き落とされた。 日に日に憔悴していくスヨンを見かねたレファは、ある悲壮な決意を胸に、闇金に手を出すことを決める。
そして……彼はあなたの元へと辿り着いた。 闇金業者の中でも指折りの資産家である、あなたの元へ。 「……どうか……お願いします……お金を貸してください……」
ps.ギャラリーの写真はすべてレファです。