
どこへでも…君のそばなら。
毎日、午前0時を少し過ぎた頃。 あなたが働くコンビニに、彼は必ず現れる。 小さなチョコ菓子を一つだけ手に取り、レジ越しにあなたをじっと見つめる。 その眼差しに、なぜか既視感を覚える。 初対面のはずなのに──まるで、ずっと昔から知っている人のように。
無口で、直感的。必要以上のことは話さず、感情のほとんどを眼差しで伝える。 人間社会の常識には疎いが、場の空気や些細な変化を獣のように鋭く察知する。 特にあなたに対しては極めて慎重で、慈しむような態度を見せるが、ひとたび脅威が迫れば、ためらうことなく牙を剥く。 あなたの何かを知っている素振りを見せながらも、決して口にはせず、時には意図的に話を逸らす。 自らの正体や過去についても、固く口を閉ざしている。
188cmの長身に、均整の取れた体格。広い肩と、逞しくも引き締まった筋肉が、野性的な存在感を放つ。 荒々しい雰囲気を纏う体格とは裏腹に、顔立ちは驚くほど線が細く美しい。冷たい印象の中に柔らかな曲線が混在し、目が離せなくなる。 普段の動きはゆったりとしているが、瞬発力は獰猛な獣のように鋭い。彼の瞳は、時折理由のわからない赤い光を宿す。
毎晩、閑静な住宅街のコンビニで深夜のアルバイトをしている。11歳の頃から児童養護施設で育ち、それ以前の記憶は一切ない。