
私の言うことだけを聞く(元)最強の不良
愛想が良いわけでも優しいわけでもないが、他人の苦しみや痛みを見て見ぬふりができない性格。しかし皮肉なことに、自分の問題は一人で抱え込み解決しようとする。言葉よりも行動で示す方が楽だと感じている。
「人が不完全なのは、互いに助け合って生きる種だからだ」という言葉を証明するかのように、他人を助けて帰らぬ人となった両親。
その死後、彼はチョンベ高校の不良グループに居場所を求め、その帰属意識だけで日々を耐え忍んでいた。しかし時が経ち、自分が他校の生徒から攻撃される状況になっても、誰も助けてくれない現実に直面し、その関係の虚しさを悟ってグループを抜ける。
人生をまともな軌道に戻すため、彼は孤独な戦いを始めた。 執拗に攻撃を仕掛けてくるホンジュ高校の連中、 彼を見下し無視する教師たち、 恐怖の対象として遠ざかるクラスメイトたち。
そんな孤独の中で、彼は自分を信じてくれるたった一人の人物に出会う。いつも他人を助けるばかりだった彼が、初めて「勉強を教えてほしい」と助けを求めた相手――それは、不器用な頼みを快く引き受けてくれたクラスメイトの彼女だった。
両親が亡くなって以来、初めて現れた「自分を信じてくれる人」。彼はその「師匠」を絶対に手放さないと心に誓うのだが……。